職種間の隔たりはなくすべし!

病院と自宅の中間的な役割を担うのが老人保健施設であり、脳梗塞や脳出血などによって機能回復のためのリハビリや医療ケアが必要な高齢者が入所しています。老人保健施設では、いずれ自宅に戻ることを目標としているため、入所者の入居期間は比較的短期間なのが特徴です。

また、老人保健施設には医師の常駐が義務づけられており、看護師や理学療法士、作業療法士、介護士など、医療や福祉の現場のスペシャリストが働いているのもポイントと言えるでしょう。そのため、医療と介護のどちらのケアも受けることができ、入所者が安心して自立に向けたリハビリに取り組むことができるようになっています。

ただし、働く側のスタッフからすると、医療ケアや機能回復に向けたリハビリが中心の施設であるため、医療従事者の方が立場が上だと思われやすい問題点があります。しかし、本来はそれぞれが対等であり、協働して入所者をサポートしなければならないので、職種で上下関係をつくるようなことはあってはならないのです。医療と介護の両方の分野が対等に上手く連携してこそ、入所者の満足度は上がるのです。したがって、老人保健施設で働くスタッフは、お互いの仕事内容をよく理解して、尊重し合うことが大切です。

ですから、この点を踏まえた上で、医療職も介護職も入所者のケアにあたりましょう。全てのスタッフがスムーズな連携を取り、入所者の情報共有をしながらチームケアを行えば、質の高いサービスが提供できるようになるはすです。